先日、メルカリでの現金出品が問題になりましたね。
その後、今度はチャージ済みのSuicaが出品されるなんてこともあったようです。
すぐさま、運営側で対応がとられたみたいですが、いろいろ考えるなあ(笑)
似たような事例として、商品券やオンラインギフト券(AmazonやiTunesなど)が定価以上で売られています。
例えば、楽天ではJCBの1000円のギフトカードが1100円で売られていたりします。それも堂々と。
何故定価以上で売れるのか?
先のメルカリの件とは違い、楽天やヤフオクで金券を売るのは規約違反ではありません。
ただし、商品券の購入にはクレジットカードは使えません。
例えば、ヤフオクではかんたん決済を使ったとしても、支払い方法としてクレジットカードは指定できません。
「チケット、金券、宿泊予約」カテゴリに出品された商品のお取引には、クレジットカードを利用できません。
※「チケット、金券、宿泊予約」カテゴリのうち「興行チケット」「施設利用券」「整理券・予約券」「宿泊予約」はクレジットカードを利用できます。
使えるとメルカリの件同様にクレジット枠の現金化と同じ話になるので。
では、誰が何のために買うのか?
一番考えられるのは、ポイントの換金目的でしょう。
商品の支払いに楽天ポイントやTポイントは指定できるので、ポイント自体をあまり使わない人や期間限定のポイントを使い切りたい、という人が買っていると考えられます。
次に考えられるのは、近所に金券ショップが無い人が本当にギフト用途で買っているケース。
交通費や移動の手間などを考えると、多少高くても楽天やヤフオクで買った方が楽という人もいるでしょう。
商品券の販売は儲かるのか?
当然ながら法人として実施している店舗があるぐらいなので儲かるのでしょう。
ヤフオクだと個人が副業としてやっているっぽいものもちらほら見かけます。
金券ショップに行けば定価以下で仕入れることも可能ですし、金券なので在庫リスクもあってないようなものです。
しかしながら、ヤフオクであれば手数料(2017年現在8.64%)がかかりますし、楽天も出店手数料がかかります。
よって、市場原理が働くためそれほど利幅は大きくありませんね。
小遣い稼ぎの程度にはなるかもしれませんが、トラブルに巻き込まれるリスクを考えると個人的には手を出す気になれません。
まあ、そんなに甘い話は転がってないということで。