選挙真っ盛りですが、世界的に株が好調ですね。
特に日本株はあれよあれよと21,000円の大台を突破しました。
21年ぶりの高値ということですが、21年前といえばまだ僕は大学生でした。
まさにアベノミクス様々といった感じですが、テレビや新聞などでは「株価が上がっても庶民には恩恵がない」とか「ますます格差は拡大している」といった意見をよく見かけますね。
そういうのを見ると、「そもそもなんで株を買ってないの?」と逆に聞きたくなります。
庶民でも株式投資は可能
そもそも、株式投資ってそんなに難しいですかね。
確かに、個別株を買おうと思うと、どの銘柄が良いかとかPERがどうのこうのと色々と勉強しないといけないと思います。
また、基本的にはプロがしのぎを削っている市場で、個人が勝つのはなかなか難しいです。
なので、初心者が個別株のトレード、ましてやデイトレードのなどはするべきではないと思います。(趣味の範囲でやるならいいですが)
それに対して、ネット証券が普通になった今の時代、インデックス型の投資信託などであれば手数料無しで1,000円とかから買えます。
投資額が少なければ、NISAの範囲であれば通常20%かかる税金もかかりません。
そう考えると、月々1,000円〜10,000円程度を日本株や世界株のインデックス型の投信の積み立てをすれば、充分に株高の恩恵を受けることが出来ます。
そんな努力もせずに、「株高なんて庶民には関係ない」とか言ってる人を見ると逆に腹が立ってしまいますね。
汗水垂らして働くだけは非効率
日本人には「汗水垂らして働いたお金は綺麗」、「株などの不労所得で得たお金は汚い」などと言う人が多いです。
果たしてそうでしょうか?
お金に色はついていません。どちらもお金はお金です。
そして、そのどちらが効率的かは既に回答が出ています。
ピケティが「21世紀の資本」で示した「r>g」ってやつです。
ピケティは同書で過去200年の歴史を研究し、資本収益率(r)は常に経済成長率(g)よりも高いという事実を発見しました。
資本収益率(r)は株などの投資のリターン、経済成長率(g)は労働収入を指します。
つまり、「汗水垂らして働いて得るお金」よりも「株などの不労所得で得るお金」の方が効率的ということです。
もちろん、僕も含めた一般庶民は投資に回せるお金は最初は多くないかもしれません。
だからといって、rを諦めてgだけに頼るのは明らかに効率的では無いです。
毎月少しずづでもいいので、投資にお金を回していき、gよりもrの比率を増やしていくことが大切です。
ちなみに僕は働き始めてからすぐに投資を開始し、16年で5,000万円の金融資産を築きました。
親からの遺産や起業で一発あてたなどではなく、純粋にサラリーマンとして働きながら増やしていっただけです。
「株高なんて庶民に関係ない」と言っている人は、毎月少しずづでもいいので資産運用を行い、さっさと資本収益率(r)の恩恵を受けるべきだと思います。
コメント
ごんざれすです。こんばんは。
急に寒くなりましたね。
今日も定時であがって、自宅テレビで野球観戦してました。
さて、今回の記事ですが、非常にわかりやすく、「その通り!」と膝を叩きながら
読んでしまいました。
私も全く同じ考え方で、リスクを一切取らず(銀行預金等)に、労働だけの収入では限界があります。今や銀行に100万円預けても、ガリガリ君も買えない利息しか付きません。多少の資産運用や節税の知識を身に着けて株式投資や投資信託などの「投資」を
行うことで得られるリターンは大きく変わります。
自分がサラリーマンとして働いて得た収入の一部を投資に振り向けることで、資産を
増やし、節税知識を織り交ぜた生活する術をもっと若いうちからしておくべきだったなと思っています(私は入社6年目位から投資を始めました。新入社員の時からやるべきでした。会社の新人教育は仕事のことはほどほどで投資教育も混ぜてほしいと本気で思いますね。冗談です。笑)
またのぞきに来ます。
> ごんざれすさん
確かに「投資教育」は重要ですよね。
新人教育といわず、大学や高校でも教えるべきだと思いますね。
そうすれば、「株高は庶民に関係ない」なんて簡単には言えなくなると思います。
たたとあです。こんにちは。
今回の記事、私も同感です。
妻のパート先の店長が、「株やる奴なんて、パチプロと同じだ!」って、
そんなイメージしか今の人たちは、ないんですね。
それだと、資産なんて、ごんざれすさんもおしゃってる通り、増やせないと思います。
ちょっと、他の記事を読んだ感じ、私と考えは非常に似ているので、今後も楽しみにしています。
> たたとあさん
コメントありがとうござます。
株とパチプロを同一視するのはちょっとびっくりですね。。。
世間の認識は未だにそんなものなんでしょうか。
ブログ拝見しましたが元SEなんですね。
年代も近いですしそちらのブログの更新も楽しみにしています。