「確定拠出年金の教科書」を読んだ

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退職して個人型の確定拠出への移行を準備していたのですが、折角なのでこの機会にあらためて確定拠出年金について復習してみました。

読んだのは山崎元さんの「確定拠出年金の教科書」

山崎元さんは12回の転職経験を持つ経済評論家で、転職や資産運用についての著作で有名な方です。

証券会社に勤めているにもかかわらず、手数料稼ぎの金融商品などについての歯に衣着せない語り口が爽快です。

教科書ということで網羅性を重視して書かれていて、後から読み直しやすいような章立てになってます。

<目次>
第1章 確定拠出年金で、何がどれほど得になるのか
第2章 なぜ今、確定拠出年金が話題なのか
第3章 確定拠出年金の始め方
第4章 確定拠出年金を「合理的」に使いこなそう
第5章 確定拠出年金の諸手続きについて
第6章 変化に対応する

特に重要だなと思ったのは、筆者の掲げる「確定拠出年金の三原則」です。

確定拠出年金は、可能な限り「大きく」使う

確定拠出年金は所得に対しての節税効果と運用益に関する節税効果が得られます。

つまり、一定の所得があるのであれば拠出分が確実に節税出来るので使わないと損だということ。

また、個人で運用した場合にかかる運用益への税金もかかりません。

よって、お金の置き場所としても一番有利ということになります。
(ただし、あくまで年金なので原則60歳まで引き出せないため、キャッシュフローには注意する必要があります)

確定拠出年金は、自分の運用全体の「一部として」扱う

これは読んでいてはっとさせられたのですが、あくまで確定拠出年金は自分の資産運用のポートフォリオの一部として扱うということです。

そのため、なるべく自分のアセットアロケーションのうち、期待リターンが高い金融商品を割り当てなさい、と書かれています。

つまり、期待リターンが高い=リターンに対する節税効果が高い、ということなので、国債などのローリスク商品よりは、日本株や外国株を確定拠出年金に割り当てるべきなんですね。

これはあまり考えていませんでした。

運用商品は、手数料が安くて「シンプル」なものを選ぶ

これについては、具体的な金融機関の運用商品を例に、いいもの、悪いものが説明されています。

選択のポイントは手数料。

とにかく安いものを選びなさい、と書かれています。

運用期間が長いので、年率0.5%の違いでも10年で5%、20年で10%もの差が出てしまいます。

確定拠出年金の商品もなかなか玉石混交で、手数料がかなり低く抑えられているものもあれば、普通に売られている投資信託よりも割高なものもあったりするんですね。

特に、手数料が高くてお勧めしない運用商品を「地雷」と表現しているのには笑いましたw

具体的には、「外国株式(先進国の株式中心のもの)のインデックスファンド」で手数料が安い物(年率0.3%以下がいい)を選ぶことが推奨されています。

まとめ

教科書ということで、全体的に網羅的に書かれていてとても読みやすかったです。

また、運用商品の選び方もシンプルで参考になります。

「確定拠出年金ってそもそもなんなの?」って思っている方は、まずはこの本を読んでみることをお勧めします。

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