三越伊勢丹ホールディングスで新たな早期退職制度が発表されました。
経営再建中の三越伊勢丹ホールディングス(HD)の杉江俊彦社長は7日の決算記者会見で、新たな早期退職制度の概要を明らかにした。部長級の早期退職の対象年齢を現在より2歳若い48歳からとし、退職金を最大5000万円上乗せする。バブル経済期に大量入社した総合職を中心に高止まりしている人件費を減らす。
お金をもらって会社を辞められる
5000万円ってすごいですね。
部長級で最大とあるので、全ての人が5000万円ってわけではないと思いますが、それでも退職金と合わせると5000万円超えるだろうし、かなり魅力的だと思います。
仮に48歳の人だと定年が65歳とすると、17年早く辞めることで年300万円分を働かなくてもらえるということですよね。
自分なら真っ先に手を挙げます。
実は自分も前職を辞めるときにこの手の制度が発表されないかを少し期待していました。
というのも、外資系の会社であったこともあり、過去に似たような感じの早期退職制度があったからです。
結局、そんなに業績が悪くなかったこともあり、その手の制度が無い状態で辞めてしまったのですが。。。
日本の会社は辞めにくい
日本って正社員が守られすぎですよね。
解雇規制ってやつです。
そのため、みんな正社員にしがみついて、そんなにやりたくも無い仕事をいやいや続けることになる。
一方で、会社側も社員を辞めさせられないから、業務改善やスリム化が出来ずに、無駄な仕事をさせ続ける。
本末転倒ですね。
もちろん、なんでもかんでも辞めさせればいいっていうわけではないですが、少なくとも割り増し退職金制度のようなものを前提として、もっと正社員を解雇しやすくしたほうがいいです。
その方が会社にとっても社員にとっても幸せだと思います。
なお、元の話に戻りますが、三越伊勢丹ホールディングスは社員を削減してその後どうするんでしょうかね。
もう、今の若い世代は百貨店とかほとんど行かないし、訪日外国人の爆買いもいつまでも続くわけではないです。
それも踏まえると、お金もらって百貨店を辞めて、負荷の低い仕事をしながらのんびり暮らすってのは充分ありだと思います。